Greet大会長挨拶
第14回 日本支援工学理学療法学会学術大会
学術大会長 遠藤 正英(桜十字グループ福岡事業本部)
本学会では装具、義肢、車椅子や福祉用具など各病期で使用されているツールに留まらず、生活自立支援を促進するための住環境整備やロボティクスを用いた運動療法など多岐に渡る領域を網羅しています。また、それらの介入効果や開発等を基盤とする臨床研究の推進、科学的根拠の構築を図っております。そして、研究活動から得られた根拠のある知見を基に、より良い理学療法へ繋げていきたいと考えております。
さて、内閣府が掲げている政策の1つにムーンショット型研究開発制度があり、この全ての目標が「人々の幸福(Human Well-being)」の実現とされています。さらに2050年に向けたSociety5.0の実現へと科学技術の発展は目覚ましいものになることが予測され、理学療法も同様に発展していくためには「医療と工学の連携(医工連携)」がこれまで以上に重要となっていくと考えております。
医工連携のためには、臨床の医療従事者、リハビリテーション工学に精通した医工学研究者など、臨床と研究のそれぞれの専門職が関わることが想定され、ニーズの同定、ニーズとシーズのマッチングが重要です。それらを実践するためには、臨床と研究の融合が不可欠であると考えております。
そこで、第14回学術大会のテーマは、「臨床と研究の融合〜支援工学の活かし方〜」と致しました。本学会に求められる役割として、義肢、装具、車椅子や福祉用具の効果を示すエビデンスの構築があり、これらにかかわる技術的な発展には臨床と研究の融合を図る必要があります。
本学術大会では義肢装具、福祉用具、先端技術を中心とした各領域の教育講演をはじめ、シンポジウム、ハンズオンを企画しています。また、企業展示会場では、各社の機器を実演できる空間と時間を設ける予定となっております。
本学術大会においては、当学会の理学療法士会員様と北九州の地で対面し、言葉を交わして頂くとともに医工連携のリスタートとしてご参加頂けますと幸いです。
役職 | 氏名 | 所属 |
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学術大会長 | 遠藤 正英 | 桜十字グループ福岡事業本部 |
副学術大会長 | 山本 裕晃 | 福岡天神医療リハビリ専門学校 |
学術大会準備委員長 | 田代 耕一 | 医療法人福岡桜十字 |
準備委員長(総務) | 東條 明徳 | 桜十字福岡病院 |
準備委員長(学術) | 山口 雄介 | 福岡和白病院 |
準備委員長(学術) | 奥野 将太 | 飯塚病院 |
準備委員長(広報) | 池尻 道玄 | 福岡リハビリテーション病院 |
準備委員長(広報) | 谷口 由香理 | 社会医療法人財団白十字会 白十字病院 |
準備委員長(運営) | 石橋 和博 | 新古賀リハビリテーション病院みらい |
準備委員長(運営) | 保坂 公大 | 久留米リハビリテーション病院 |